心境の変化

今日でハンガリーに来てちょうど1ヶ月だが
正直、しばらく(韓国に後ろ髪をひかれていたのか)
ハンガリーにいまいちのめりこめない自分がいた。


前にも書いたが
韓国は、ずーっと行きたいと思っていた国で
長年の夢かなって赴任したから、
行った直後からテンションは高かった。
さらにすでに韓国に友達がいたので、
その友人たちと再会するのも楽しみだった。


一方ハンガリーは、漠然とした憧れのイメージはあったけれど
具体的なことは何も知らず、言葉もろくに勉強せず、とりあえずやってきた。
現地にハンガリー人の友達もいない、つねに「お客様」(外の人)状態で
なかなか自分がハンガリーで生活をする(している)という実感がわかなかった。


私がいるのはここでなくてもいい気がするし
今私がここにいなくても誰も困らないのではないか、という
後ろ向きの気持ちばかりが強く
積極的にハンガリーを楽しもう!という気持ちが湧いてこなかった。
なにか嫌なことがあったら、
すぐにでもココがいやになりそうで怖かったというのもある。


しかし、ありがたいことに
そんな自分を楽しませようとしてくれるハンガリーの人たち
(あるいはハンガリーに住んでいる日本の人たち)に出会うことができ
私の気持ちもだんだんほぐれてきた。
同じ景色が何倍も美しく感じられるようになったのは季節のせいだけではない。
私の心に変化がおこったからだと思う。


来た当初、私がホームシックおよび韓国シックにかかっているとき
ある友人がこういうメッセージを送ってくれた。


そのうち「韓国のアツさも良かったけど,ハンガリー
クールさもイイなあ」って思える時が来るって!



そうか、そうか。
日本のなにか、韓国のなにかをハンガリーの中に求めて探して
そうやって苦しんでいた私は
気づいて当然の「ハンガリーのよさ」を見過ごしていたのだった。


やっと やっと 春がきた。
そして、私は今ハンガリーにいる。
ハンガリーとはどんな国なのか、
これからじっくり体験していこうと思う。


・・・ふと気づく。
日本から赤いビキニが届いていたのだった。
まず温泉か!!
まだビキニ着られるか?!