乗馬

初めてブダペストを出た!
アルパード橋長距離バスターミナルから郊外にいくバスに乗り
Kesztolcという村に行ってきました。(ブダペストから北へバスで1時間弱)
同僚の乗ちゃんが通っている乗馬場を訪ねて初めての一人旅。
地球の歩き方と指さし会話帳を握り締めて、身振り手振りで・・・
なんとかなるもんですねぇ。^^


運転手さんに「ここだよ。」とおろされたバス停は、線路わきのバス停。
信号もなく、店もなく、ただ荒野原と木がいくつか見えるだけ・・・
しかも降りる乗客は私だけ。ぽつーん。
ほんまかな〜 だいじょうぶかな〜 と不安だったけど
すぐに乗ちゃんと乗馬場の人が車で迎えに来てくれた。


5分ほどで到着。
暖炉があるペンションのような素敵なお家!台所がこんな感じ



紅茶を飲んで一息ついて外へ。
まず初めに馬車に乗ることに。


もう高齢のおじいちゃん馬 ベゼ−ルさん

ところが、
あ、暴れ馬車・・・?!
この農場に暮らし、馬の世話や調教をしているイシュ君の運転で
ジェットコースターより怖い馬車に乗ってきました。
今日知ったこと:馬車って急カーブ(直角90度)できるんだなぁ・・・


その後、大人しいアルマちゃん(りんごちゃん)で乗馬。ホッ

獣医さんであり、乗馬も上手なボラさんの指導の下
ゆっくり歩く、ちょっと駆け足、の練習を繰り返し、
最後に簡単な乗り方を教わった後、
その乗馬場を自分の操縦でぐるっと一周させてもらった。


くわーっ!楽しい!! >〜<// 乗馬楽しい!
馬って素敵。ほんとかっこいい。それに美しい。
でもほんの15分でふとももの筋肉が痛くなってしまった。普段の運動不足を実感
かわいいアルマちゃん ありがとう。


最後に、黒くて毛並み抜群の馬ゾランくんが
馬車デビューに向けて訓練をするというので見に行ってみた。
さきほどの暴れ馬車の運転手イシュ君(人)がゾランくん(馬)と出発の準備。

ゾランくんはタイヤをズルズル引きずりながら、山を登る訓練をする。
私と同僚の乗ちゃんは、おもりとして2人でそのタイヤの上に座った。
そんなに大きいタイヤではないから、体育座りで座り、
両手で必死にタイヤをつかむ。


最初のころは 「きゃー すごいー」なんて喜んでいたけれど
どんどんスピードが出てくるとこちらも顔と手が真っ赤になった。息も荒くなる


そして、だんだん握力がなくなってきたころ、ハードな道にはいり、
ゾランくんもノッてきたのかパッパカパッパカ駆け始めた。
大きめの溝を越えるときの振動でガッと体が浮き、足を踏ん張れなかった私は
つい片足をタイヤの中についてしまった。
けっこうスピードが出ていたのでそのまま右足だけタイヤの下に巻き込まれ
「あ〜れ〜」とズルズルと引きずられるかたちに。
イシュ君が「とまれ!」の合図を出したのにもかかわらず、
興奮していたゾランはしばらく走ってしまう。


私はズボンが汚れたぐらいで、怪我はなかったのだけれど
言うことを聞かなかったゾランくんは大目玉をくらうことになった。


イシュ君に怒られて「チェッ、せっかく楽しんでたのに。」と
下を向いて話を聞かないゾランくん。
パチッ パチッ とむちをうって激しく怒るイシュ君
ああ・・・私のせいで怒られてる。ごめんよ ゾランくん
しばらく足踏みしたり鼻息を荒くしていたゾランくんも少し落ち着いたら
きっちりと元の場所にもどってきてくれました。


訓練を終えて馬小屋の前にもどってきたら
イシュ君は よしよし とゾランくんをねぎらい、体を洗ってあげてた。
ブラシをかけられて気持ちよさそうにブルブルしていたゾランくん
おつかれさまでした。



6時ごろまでこのおだやかな快晴


ブダペストも日本や韓国の生活に比べたらのんびりした感じがしたけど
ここはさらに、もっともっと時間の流れ方が違った。
ブダペストは王宮などの建物、夜景などが本当に綺麗。
だけど、私はこういう田舎の景色が大好きだ。落ち着く。
夏はもっときれいなんだろうな。


とっても素晴らしい一日だった。
乗ちゃん、ボラさん、イシュさん お世話になりました。


今まではブダペストしか知らなかったけど
この2日間でたくさんのハンガリーを知りました!
有意義な週末を過ごすことができてよかった〜。