その6

飲み会もようやく終焉を迎えた。
「かくだ・・・かくだせんせいが二人だー。うらぁ? うはははーー」
という、絵に描いたような陽気な酔っ払いを見ました。
学生なんだけど、立派な日本語でそういうんですよね。
「わたしがぁー よっぱらいですからぁー ・・・しゅみませんっ!せんせーー うへへ」(お酒の香りプァン)
『ご機嫌でいいな』と思っていたら
「あははー 先生が二人だぁ。ああ・・・ ああ?! 聞いてますか。せんせー!?(なぜか切れ気味)」
はい、聞いてますよ。なだめていると
「わたしが、酔っ払いですから・・ ああ・・・グシッ ああああーーん ごめんなさーーい」<<号泣
よし よし


みんな、おやすみなさい。
・・・・・・・
テチョン(韓国の西側の海にある)は、満潮干潮の差がとっても大きい!
夜中に海が迫ってきているように思えた。
・・・・・・・
明け方トイレに行くとき、入り口付近で倒れている学生を発見。
これじゃあ風邪をひくのでは?と、タオルケットをカラダにかけると
「うーん。むにゃにゃ。では・・・いきません!」
と、こちらもクリアーな日本語で寝言。
すごいよ!さすが日文学科の学生。寝言も日本語とは、立派なもんだ。
(ちなみにどこにいかないかは、あとで聞いてもわかりませんでした。)
・・・・・・・
目覚めると、ラーメンのいいにおいが!
台所(というか、アスファルトにコンロ2つ)を覗くと、
寝言の彼がおおきーい鍋で24名分のインスタントラーメンを作っている。
朝ごはんはどうやら男の仕事らしい。
バリバリ袋を破って次々と麺とスープを投入。豪快だ!
学生と一緒に出来上がったラーメンをつつき(これが不思議なくらい激ウマ!久しぶりにラーメンで感動!)
荷物をそろえて宿をでました。
今日はあいにくの雨・・・
後ろ髪を引かれる思いで学生たちにさよならをして、市外バスターミナルへ。
バイバイ! ・・・バイバイ! 本当に別れたくなかった!
学生たちと一緒に、共に過ごした2日間。
楽しかった!笑いすぎて頬が筋肉痛になったくらいだった。


彼らとは、これから2ヶ月会えなくなります。
ぐすん・・・。


みんな、楽しい夏休みを!!