生活体育学科のテスト

研究室で、学生を待っていると


コンコン・・・


私  「はい。」


ドンドンドン!!!


私  「はーい!!」 
   (私の返事が聞こえなかったかな?とあわててドアを開けに走る。)


シーン・・・


私  「・・・?」  
   (首をかしげる。あれ?誰も見えない。)


ドアをしめて席にもどると、再び


ダンダンダン!!!  すごい勢いでドアがたたかれる。


私  「え〜、なにーー?」(こわーー)


私がドアを開けると、わっとドアのうしろから学生が飛び出してくる。
「やー!!先生ビビッたっしょ?!!」


「ビビッてた!ビビッてた!顔見えたもん。ヨリちゃんビビリやで。」
「まじ、まじ。ビビりすぎやっちゅうねん。くっくっく」

と、いろんなところからゾロゾロ学生が姿を現す。
・・・いやいや、会話テストは個人ですから。
全員そろって団体でこなくてもいいんですよ!!


「もう!遊んでる場合じゃないでしょ。テスト時間始まってるよ!」というと
「わ、怒った。怒った。カカカ」
「じゃ、今日はテストはやめにしようか。」
「あ〜、はらがいてぇ。テストは無理じゃないかな〜」
「向こうでヨリコ先生を探している人がいたよ。」

口々にしゃべりだして収拾がつかない。
まるで中学生の先生にでもなった気分。
「はいはいはいはい〜。じゃ、テストを始めましょう。」と
手をたたきながら、学生達を順番に並べた。


気を取り直してテストをはじめてみると・・・
団体だとあんなに威勢のいい学生達が、
1対1の面接テストになると急に大人しくなって
1問答えるたびに顔がパァ〜っと赤くなったり
難しい問題の時には、緊張して手が震えていたり


・・・なっ!なんと かわいらしい。 
と思ってしまいました。(こんなこと書いていいのかなーー;)


まだひらがなも読めない学生もいるし
「俺たち勉強嫌い〜」「筋肉命!勉強は必要なし〜!」なんて
自分達で冗談をいって笑っている学科なのですが
実のところ、かなり頭がいいと思う。(←ま、学生にもよるけど。^^;)
目標への最短距離をさがすのが上手な学生や
(ここでの目標はテストで好成績を取る事ですが。)
・わからないもの
  ↓
・自分でルールを見つけて解決
  ↓
・はじめて目にするものへ応用

という、生きていくうえでなんにでも役に立ちそうなスキルを
身につけている学生も数人いる。
やはりそういう学生たちは、効率よく好成績をとっていくわけです。
語学を記憶力に頼っていた私としては、
こういう頭のいい学生をみると惚れ惚れする!!
スポーツできる人で、いろんな能力も合わせて高い人っていますよね。
うらやましい・・・


ま、そんな彼らが、今日は
「先生、ビビッたっしょ〜?」
目の前で嬉しそうにはしゃいでいたんですが。(笑)


さて明日は、朝9:30から夕方4:20まで
ノンストップで会話テストです。
頭クラクラしそう〜!!