百済文化

今日はさおりと共に、百済文化の歴史と文化に触れる旅にでた。
旅といっても、扶餘(プヨ)へはノンサンから市外バスで30分程度。
あっという間でした。
まずは観光案内所で情報収集。日本語のパンフレットをもらいましたが
これがまた素敵です。
百済の王都 扶餘(プヨ)は’華麗だが贅沢ではなく、
素朴だがむさ苦しくない’百済文化の真髄がたっぷり味わえる』
んだそうです。ほう、むさ苦しくないのか。(笑)
そんなパンフレットにほっこりしながらも、
きっちりと百済の美都を堪能して参りました。
(※3月14日と重なっているものもありますが・・・)

  • ① 扶蘇山城(プソサンソン) 

          宮廷の御苑だったということで、山・・・なんですが、
          ところどころに祠堂や樓が建てられていました。
          泗芡門→三忠祠→迎日樓→軍倉址→竪穴兵営址→
          半月樓→宮女祠→落花岩→皐蘭寺
          と、2時間ほどで回りました。
          ※皐蘭寺の裏には湧き水が。これは若返りの水。
           おじいさんが赤ちゃんになった話*1で有名な水でした。

  • ② クドレ公園(クドレコンウォン)

          扶蘇山の下に、白馬江(ペッマガン)が流れている。
          皐蘭寺(コランサ)の下から遊覧船にのって
          クドレ公園(彫刻公園)へ。
          公園近くで遅い昼ごはん、
          サンパップ(ごはんを包む、という意味)を食べました。

  • ③ 定林寺址(ジョンリンサジ)

          五層石塔(オーチュンソタップ)が有名です。
          五重石塔は韓国石塔の源で(他の場所にもよくある。)、
          日本の飛鳥文化に多くの影響を与えました。

  • ④ 国立扶餘博物館(クックリムプヨパンムルグァン)

          入場料400ウォン(40円)。すばらしい。
          百済銅大香爐は、その細工とシルエットが美しかった。
          しかし、パンフレットの表紙にもなっている
          金銅弥勒菩薩半跏像には・・・
          気がつかなかった。おいおい 

  • ⑤ 宮南池(クンナンジ)

         百済時代の人口池。ここに王の別荘があったそうです。
         池の中心の「抱龍亭」には木の橋でわたることができます。
         この「抱龍亭」にも、龍の子どもとどこかの姫とが
         結ばれた伝説が。
         「抱龍亭」の中に、それをうたったものが
         文で掛けられていました。
・・・・・・・・・
へろへろになって、プヨシウェボスターミナル(扶餘市外バスターミナル)へ
もどってきました。
かなり歩いたけど、充実した一日でした!(次はコンジュに行きたいな。)
さおりはソウルへかえって行きました。さみし〜な〜
今日からまた、一人暮らしです。
はい がんばります。
おやすみなさい

*1:昔々あるところに、子供がいない老夫婦がいました。若返ることができたなら子どもがほしい・・・、と常々思っていましたが、あるとき、おばあさんが若返りの泉のことを知りました。喜んだおばあさんは、そのことをおじいさんにも教えてあげました。しかし、朝出かけていったおじいさんは夜になっても帰ってきません。おばあさんが泉に様子を見に行くと、そこにはおじいさんの服のなかでビービー泣いている赤ちゃんがいるではありませんか。おばあさんは「一口飲んだら3歳若返る。」ことを伝え忘れていたことを嘆きましたが、その後大切にその赤ちゃんを育てたんですと。